「病院」と言う多くの人間に取って「日常生活」では無い場所で、かといって「非日常」と言う程ファンタジックでもない場所で、どのようなドラマが展開されるのか、僕自身楽しみです。
そして、毎回毎回シアターZOOの変貌ぶりに観客が度肝を抜かれるその舞台美術も見所です。今回も、アッと言わせます。おそらく、演劇では見たことが無いくらいの「病院」そのものが立ち上がるでしょう。
舞台美術が(具象でかつ)リアルだというのは、そこに立つ「役者」にとっても、そこに流れる「物語」にとっても、力が問われます。どのように立ち、どのように流れるのか。その辺も、2年前最初のZOO演劇祭を手がけた時からの狙いです。
いままで参加劇団の作品を見たことがある方達に取っても、新しい劇団の顔が観れる、そして今まで知らなかった魅力ある劇団に出会うことが出来る演劇祭です。
ぜひ、それぞれの病室に、あるいはまとめて、お見舞いください。
シアターZOO演劇祭「ZOO11」プロデューサー
弦巻啓太(弦巻楽団)
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